陽気な人見知りが世界を回す
久しぶりに海を見られそうな日にかぎって、大雨だった。
一昨日の夜、BLUE Enoshimaで開催された奇妙礼太郎×須藤寿の2マンLIVEへ足を運んだ。

体調を崩してから久しぶりの遠出だ。途中でまた眩暈でぶっ倒れるんじゃないかと不安を抱えながら、小田急線に揺られていた。相模大野に長く住んでいたので、登戸あたりからは停まる駅ごとに、どうでもいい記憶がよみがえってくる。
登戸の廃工場跡で、段ボールに土を詰め込むだけという、どう考えてもヤバそうなバイトをやらされて、怖くなって途中で逃げ出したこと。
よみうりランドの夏祭りコンサートのバイトで、大江千里がLIVE中に乗る神輿を担がされたこと。自分の担当場所の床に「千里 右足」と書かれたバミリが貼られていたこと。
ビリヤード場の解体バイトに行ったのに、いつまで経っても業者が来ず、リュウグウノツカイみたいな頭をしたパンクスの兄ちゃんと、終業時間までビリヤードをして時間を潰した向ヶ丘遊園でのこと。
相模大野に住んでいた頃は、日雇いバイトに明け暮れていた。稼ぎは不安定だったけれど、なぜか心は落ち着いていた。冗談みたいにつらい現場もあるけど、しんどいからこそ「生きてる」という実感がちゃんとあって、嫌いじゃなかった。

そんなことを思い出しながら江ノ島に着いてみたら、傘なんて意味がないくらいの強風と横殴りの雨で、むしろ笑えてきた。